贈り物の中でも特に気をつかうものとして、上司をはじめとする目上の方や、年長者への贈り物が挙げられます。最近は、昔ながらのマナーや“しきたり”を気にしない方が増えているものの、相手が仕事関係の方となれば、失礼のないように意識する必要があります。会社の一員として、退職を祝いを贈り物を選びたいところです。
今回ご紹介するのは、定年退職にスポットをあてたお祝いの選び方と、贈る際のマナーについてです。定年退職のお祝いは、目上の人物に贈るケースがほとんどですので、品選びはもちろん、贈り方にまで気を配りましょう。
■定年退職のお祝いのマナーをチェック
まずは、もっとも基本となる贈り方のマナーについて。いくつかのポイントにわけて詳しくご紹介します。
・定年退職のお祝いは個人ですべきもの?
職場によっては、お祝いの品を連名で贈るのが通例となっているケースがあります。この場合、個人でお祝いの品を贈るのはNGです。ほかの同僚や上司と相談し、どのような形でお祝いするのかを決めましょう。
もし特別な決まりがなくても、会社として贈る場合はある程度周囲と足並みをそろえる必要があります。そのため、周りと話し合ってから贈り方や贈り物を選ぶのが無難です。あくまでオフィス内でのプレゼントですから、スタンドプレーには注意しましょう。
・送別会で贈り物を渡す際のタイミング
定年退職のお祝いは、最終出社日に贈るのが一般的です。しかし、最終日に荷物が多すぎると、相手に負担がかかるもの。このことから、最近は事前に催される送別会でプレゼントするケースが大半です。
その際、プレゼントを渡すタイミングにだけは注意しましょう。具体的には、お酒のペースが進みはじめる前や、食事が一段落したタイミングがベストです。
・贈り物は配送してもいいの?
退職祝いのお祝いは手渡しが基本です。しかし、サイズの大きいものや、持ち帰りが困難なものは配送しても良いでしょう。もし、お祝いの品を配送するのであれば、その旨を事前に伝えておくことを忘れずに。何も知らされていない状況で、突然荷物を贈るのはマナー違反です。
■定年退職祝いのプレゼントで喜ばれるアイテムは?
定年退職のプレゼントとして喜ばれるアイテムいくつかご紹介します。“年相応”といえる、上質なアイテムを選ぶのがポイントです。
・時計
「あなたと一緒に働いた時を忘れません」という気持ちを込めた時計は、退職祝いの定番プレゼント。腕時計はもちろん、置き時計であっても実用的ですし、一生忘れない記念になります。名前入れサービスなどを利用し、世界に一つだけの時計をプレゼントしましょう。
・コーヒーメーカー
退職後のプライベートタイムを充実させてくれるアイテムも人気。コーヒーが好きな方なら、簡単な操作で淹れ立ての一杯が楽しめるコーヒーメーカーがおすすめです。同様にエスプレッソマシンなど、いくつかの選択肢がありますので、予算や相手の好みに合わせてセレクトしましょう。
・お酒やグラス
相手にもよりますが、ワインや日本酒といった酒類も退職祝いに贈ると喜ばれます。その土地でしか手に入らない銘柄や限定醸造品など、やや入手が難しいお酒が喜ばれます。店によっては、ラベルに名前をいれるサービスを提供しているので、活用しても良いでしょう。お酒と一緒に上質なグラスを添えるのもおすすめです。
定年退職祝いでもっとも大切なのは、ここまで育ててくれた感謝の気持ちを込めること。直属の上司はもちろん、そこまで関わりがなかった方でも、さまざまなところでお世話になっているものです。マナーをしっかり守り、第二の人生の幕開けをお祝いしましょう。
KW
定年退職:8個
祝い:17個
参考URL
退職祝いで失敗しないための贈り物のマナーとは?
http://shinbun20.com/oiwai/fushime/taisyoku/manners/
定年・退職祝いのプレゼント・贈り物特集
http://fujimaki-select.com/ext/present_gift/taishokuiwai/index.html