電話やインターネットの普及に伴い、日常生活において「電報」を利用する機会は少なくなりました。しかし、結婚式をはじめとするお祝いの席に限っては、まだまだ電報は使われています。電報を通じてお祝いの言葉を贈るという文化は、お祝いの席における風習のひとつです。
しかし、電報は日常的に利用する機会はほとんどないため、「電報を一度も利用したことがない」という方も増えています。
そこで今回は、まだ電報を利用したことがない方に向けて、お祝いの席における電報の送り方、メッセージの書き方の他、最近人気を集めているギフト電報についてもご紹介します。
■お祝いの電報の贈り方~内容はテンプレートでいいの?
お祝いの電報の具体的な贈り方について解説します。
ポイント別にそれぞれの要点をしっかりと押さえ、電報が必要になった際に失敗しないよう準備しましょう。
・電報の申し込みはいつまでにすればいい?
まずは結婚式におけるお祝い電報についてご紹介します。基本は、挙式前日に届くよう手配するのがマナーです。申し込みから電報が届くまでの期間は、選び方や業者によって異なります。3日ほどかかるケースもありますので、できるだけ早く申し込むようにしましょう。
ギリギリの手配となってしまう場合は、会場近くの業者に申し込むのがおすすめです。当日または翌日の早い時間帯に届けられる可能性があるので、結婚式場の近くに業者がないか確認しましょう。なお、ギフト電報の場合、期日に余裕がないと選べるものが少なくなりますので注意しましょう。
・電報の文面はどうすればいい?
電報にいれる文面は、こちらで考えたメッセージをいれることも可能ですが、業者側が用意しているテンプレートを利用すると失敗しません。テンプレートは相手との関係性やシーンに合わせたものを選ぶのが基本です。例えば、招待されたにも関わらず結婚式に出席できなかった場合、簡単な謝罪の入ったテンプレートが最適です。業者と相談して、送り手の気持ちをうまく伝えられるテンプレートを選びましょう。
・申し込みは電話?ネット?
かつて、電報は電話での申し込みが一般的でした。最近では、多くの業者がネット受付に対応しています。テンプレートが選びやすく、ギフト電報の写真もチェックできるので、どのような電報が送られるのかを具体的にイメージできます。もちろん、スマートフォンからの申し込みも可能でなため、気軽に申し込むことができます。
■今人気のギフト電報はお祝いにぴったり!
電報といえば“紙”をイメージする方も多いのではないでしょうか? しかし、最近は電報にもさまざまなバリエーションがあります。中でも人気を博しているのが、電報にさまざまなギフトを添えて贈る、ギフト電報です。
・結婚祝いに人気の「プリブリザードフラワー」
結婚のお祝いとして、プリブリザードフラワーのついた電報を贈る方が増えています。プリブリザードフラワーは、生花のようなみずみずしさをもちながら、水やりの必要もなく、半永久的に枯れないのが特徴です。手入れなしで長期間にわたって飾ることができます。
・入学や卒業祝いにおすすめのステーショナリー電報
入学や卒業のお祝いに電報を送っている方も多いのではないでしょうか?学生への電報として最適なのが、少し高級なボールペンや万年筆がセットになったステーショナリー電報です。文具を贈ることには「新しいはじまり」という意味がありますので、新生活のスタートにぴったりのプレゼントです。選択肢も豊富で、相手の好みに合わせて選べるのも魅力です。
電報とは、自身の代わりに気持ちを伝える代弁者のようなもの。上手に活用して、相手に心からの祝福を届けましょう。